【DyingLight】感想&レビュー

サマーセールで買ってクリアしてからって考えてたらセール終わりそうなので慌てて書く。

DyingLightは、アウトブレイクが起こり市民の大半がゾンビと化した都市ハランにGRE(世界救済活動会)のエージェントとして潜入し、パルクールとサバイバル技術を駆使して探索していくオープンワールドサバイバルアクション。

サイドクエストを適度にやりつつ40時間ほどプレイして、現在ストーリーの進行度は約7割程度といったところ。
個人的にオープンワールドは肌に合わなかったり入り込めないと割とすぐ積んでしまうジャンルだったのでセールを待ったが、結果的になぜこれを今までプレイしなかったのかと思うくらいドはまりした。週末なんかほぼ一日中やっていた日もあった。

ゾンビゲーは数あれど、特に惹かれたのは以下の点

パルクール

本作の一番の特徴は何と言っても「オープンワールド×パルクール」という点で、パルクールは移動手段としてだけでなく、ゾンビの追走を躱す重要な逃走手段でもある。
マップの構成もパルクールにおあつらえ向きに作られていて、ストレス無く建物の屋上を疾走する爽快感と、うっかり地上に落ちればたちまちゾンビに取り囲まれる緊張感を同時に味わわせてくれる。

リアルなゾンビ世界

これが今回一番良かった点。
主人公はエージェントのくせに潜入時にバックパックを無くすという失態を侵すので、序盤はひのきの棒よろしく拾った鉄パイプ一本で戦うことになる。
ナイフなどの刃物類はダメージが低かったりゾンビを怯ませられなかったり、銃火器や爆発物は強力だが、銃声で多数のゾンビを引き付けるので対ゾンビには使いたくなかったりで、結局そこらでほいほい拾える鉄パイプ等の鈍器に落ち着く。

実際現実世界でゾンビと戦う妄想してみると、痛みを感じないゾンビに対してナイフで切りつけたり刺したりしたところで効果は薄いだろうし、一般人でも力いっぱい振るえば頭蓋骨の陥没くらいは狙える鉄パイプやバットが入手性も考えると最適解だと思う。釘バットって最強じゃない?


銃に関しても同様で、DyingLight世界のゾンビは視覚も敏感だが音に特に敏感で、プレイヤーが歩く音にすら反応する。もう気配読んでるだろってくらい敏感。
そんな中で銃声や爆発音を響かせようものならそこら中からゾンビが集まってくるうえに、バイラルという壁だろうと何だろうとよじ登って全力疾走で襲ってくるクソアグレッシブな個体がやってきて余計に状況が悪化する。


このバイラルの存在がいいスパイスになっていて、殴り合うとほぼ確実に体力を削られるので、複数のバイラルが迫ってくる時の焦燥感はかなりのもの。終盤になり装備が整った後でもダレることなく適度な緊張感を持たせてくれる。たまにその辺の窓とかマンホールぶち破って登場してプレイヤーの心臓を試してくる。
ちなみに夜の世界はもっとやばい。

※ヘッドホン推奨

ゾンビの唸り声とか、遠くで聞こえる何かの咆哮とかいろいろすごいんよ。
上記のバイラルは登場時に音で演出してくれるので、うっかり発砲とかしちゃったときのやっちまった感がすごい。
ぜひヘッドホンでプレイしてみてほしい。

キリが無いので割愛するが、極限状態に置かれたコミュニティ同士の諍いや人の残酷さというポストアポカリプスには欠かせない要素もしっかり描かれている。

サイドクエストのボリュームやDLCの追加ストーリー、PvPモードなど値引きなしでもコスパ最高。
年末には2作目の発売も発表されているので、ゾンビやポストアポカリプスってワードに反応しちゃう諸氏はぜひともプレイしてほしい。

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