ハードコアARPG 『KILL SQUAD』 【レビュー】

今回は2019年7月16日から早期アクセスが開始されたアクションRPG
『KILL SQUAD』をご紹介。

早期アクセスでありながら高い完成度を誇る、期待の一作。
長くなるので2パートでお送りします。

概要

まずトレイラーやスクリーンショットを見て大半のゲーマーが想像するのが「Diablo」シリーズだろう。
山ほど現れる敵を見下ろし視点でバッサバッサと薙ぎ払う、いわゆるDiabloライクとかクローンとか呼ばれているジャンルだ。
本作も一見数あるDiabloライクの一つに思えるが、実際の操作感はLeague of LegendsなどMOBA系のそれ。
「MOBAのバトルシステムをよりアクションに寄せたCo-opゲー」と考えてもらうと分かりやすいかもしれない。

プレイヤーキャラクター(ヒーロー)のレベルはミッション毎にリセットされ、ミッション中にレベルアップすることでスキルの強化が可能になる。
組み上げたビルドで戦うのではなく、ミッション中に経験値を稼ぎながら、ミッション内容合わせてビルドを組んでいく必要があるというわけ。

武器以外の装備品は共通装備なので使い回すことができる

恒久的なキャラクターの成長要素は武器とギア2種の装備品。
それぞれVectorというレベルのようなものが設定されていて、
3つの装備品のレベルの平均値がキャラクター自体の強さとなる。
この数値を上げていくことでより高難度のミッションに挑むことができるようになっている。 (FF14で言うアイテムレベル、Destinyの光のようなもの)

バトルシステム

戦闘は至ってシンプルで、この手のゲームを遊んだことが無くても2~3回ミッションに出ればすぐに慣れることができるだろう。

各ヒーローはそれぞれ異なる特性の武器とスキルを持っている。
ノーコストで連発できる通常攻撃と、クールダウンを要するが強力なダメージや効果があるスキルを駆使して押し寄せる敵を排除しよう。

単体攻撃のスキルも強化次第で範囲攻撃が可能に

敵を倒すと経験値が貯まり、レベル2アップ毎にスキルをアップグレードすることができるようになる。
単純にダメージを上げる以外にも、範囲ダメージを追加したり、クールダウンを短縮できたりスキル毎に異なる強化が可能だ。
自分の立ち回りに合ったアップグレードをしていこう。

3つのスキルのうち強化したいスキルを一つを選ぶが、選択しなかったアップグレードはそのミッション中は取得できなくなるので、よく考えてアップグレード先を選ぼう。
メニュー画面でアップグレードの内容を確認できるので慣れてきたら予めビルドを決めてからミッションに挑むのもいいかもしれない。

ミッション

ミッションは大きく分けて3種類。

  • 指定された対象を討伐
  • 指定地点の防衛
  • 対象を脱出地点まで護衛

これらの指定された目標を達成することでミッションクリアとなる。

推奨Vectorを満たしていなくても挑戦できるが、難易度は変えられないぞ

難易度は3段階に分かれていて、難易度ごとに8つのミッションを選択できる。
その8つの中でも推奨Vectorが設定されているので実力に見合ったミッションを選ぼう。当然推奨値が高いミッションほど報酬も良くなっているぞ。

ミッション参加人数に応じて敵のステータスがスケーリングされるのでソロプレイも安心。

カスタマイズ

ミッションクリア後は報酬としてクレジットと素材を獲得でき、ショップでクレジットを使って装備ガチャを回すことができる。
装備品には様々な追加効果が付与されていて、ハクスラらしくより強力な追加効果を狙って回すことになる。

ショップで購入する以外にもボスがより強力な装備をドロップすることもあるので、より上を目指したい人は何度もミッションに挑戦することになるだろう。
追加効果を詳しく書くと長くなりすぎるので割愛。

武器

武器には必ず2種類の効果が付与されているが、取得時はロックされている。
ミッション中やミッションクリア報酬で手に入る素材を消費することでアンロックできるぞ。
レアリティが高いものや、ボスのドロップ品には特殊な効果が付いているものも。

サポートギア

ヒーローの基礎ステータスを強化するギア。
HP増加やダメージ軽減、回復アイテムの効果増加など。

プロトタイプギア

経験値増加やルートボックスのドロップ率アップなど、地味に助かる効果が盛りだくさん。

強力な効果の付いた装備で揃えたくなるが、序盤は装備更新頻度が高いためあまりこだわらずにVector値の高いものに乗り換えていくのがいいかもしれない。

まとめ

ヒーローの詳細については別記事で解説する予定。

作りかけのような状態で早期アクセスが開始されるゲームが多い中で
かなりしっかり作られてる印象。
Diabloはもちろん、MOBAが好きなら楽しめる一本。

ミッション一つにつき10分程度、レベル上げや素材集めなどに時間をとられないため、気軽に始めて終わることができる。忙しい社会人にもおすすめ。
4人までであれば人数に関係なくミッションに挑めるので、フレンドがいないから遊べない、人数が揃わなくて開始できないということもない。
もちろんフレンドとわいわいVCしながら楽しむのもアリだ。

欠点はストーリーらしいストーリーが無いことと、ヒーローが4人しかいないこと。
他にも細かい部分に粗さはあるが、そこは早期アクセスということで今後に期待したいところ。

ちょっとした空き時間にカジュアルに楽しむのもよし、より強い装備を求めてやり込むもよし、忙しい人にもハードゲーマーな人にもオススメです。

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