非対称型対戦!「Deathgarden:BLOODHARVEST」 【レビュー】

Dead by Daylightの開発が送る非対称型対戦ゲーム、
『Deathgarden:BLOODHARVEST』が、
5月31日よりsteamで早期アクセスを開始。今回もレビューをしていきます。

ついに来ました非対称型の新作。
新作といっても最初のローンチは2018年8月、
今回は再設計・再構築を経ての再ローンチとなる。

ゲームデザインの複雑さやバランス調整の難しさから、
鳴かず飛ばずで消えていくことも多いこのジャンル。
実際、本作も2018年の早期アクセス開始時には早々にプレイヤーが去っていき、
遊ぶことも難しい状態になっていたという。
1年かけて新生したDeathgarden、

君は生き残ることができるか。

概要

舞台は裕福な要塞都市「Enclave」と、そこに住むことを許されなかった人々が暮らすスラム街に二分されるディストピア。
スラム街に暮らすスカベンジャーは、暗澹たる人生から脱出するため、「Deathgarden」と呼ばれるアリーナで自身の価値を証明する戦いに挑む。
アリーナでは冷酷な殺人鬼ハンターが待ち構えており、ハンターもまた、自身の目的のためにスカベンジャーを狩る。

アリーナから見えるEnclave。高度に発展した都市であることが伺える。

本作はアリーナで行われる人狩り競技という設定。
アリーナからの脱出を目標とするスカベンジャー5人と、
スカベンジャーの抹殺を目標とするハンター1人が戦う1v5の対戦形式。

スカベンジャー側とハンター側に分けて見ていこう。

スカベンジャー

俊敏性を武器に、クロスボウや固有スキルを駆使してハンターから逃げながら脱出を目指す。

スカベンジャー毎に一つずつ固有のスキルを持っているほか、パーク6つとパッシブスキル2つを持つ。
固有スキルは煙幕やヒール、シールドといった連携に役立つものが用意されており、
自分だけでなくチームのために使っていくことも重要だ。

共通してクロスボウを標準装備しているが、ハンターにダメージを与えることはできず、主に構築物の破壊や陽動といった使いみちに限られる。

ハンターの銃撃を数発受けるとその場でダウンしてしまい、仲間に蘇生してもらえずに
一定時間経過すると失血死して退場となる。
また、ハンターはダウンしたスカベンジャーを処刑して即退場にすることができるので、なるべく迅速に助けてあげたい。

アリーナにはHPを回復できるオブジェクトが多数落ちているので、HPは常に満タンにしておこう。

立ち回り

”血”を一定量集めることで脱出ゲートが開くので、とにもかくにもまずは血を集めることが課題になる。

血はアリーナに点在するこのオブジェクトからのみ採取できる。
一つのオブジェクトから5回まで採取でき、枯渇したオブジェクトは一定時間利用不可になる。

採取した血はアリーナに3箇所ある塔に注ぐことで右上のゲージが増えていく。採取しただけではカウントされないので忘れずに注ぎ込もう。
5人で計125の血を集める必要がある。


血を集め終わるとアナウンスが入り、脱出フェーズが始まる。
脱出ゲートの中に入りさえすれば脱出成功だが、
この段階になるとハンターはすべてのスカベンジャーの居場所を見ることができるので
一番危険なフェーズでもある。
また、フェーズが始まってからゲートが開くまでは少し時間がかかるので、あまり早くに到着してもハンターに狩られてしまうだろう。

ハンター

アサルトライフルやスナイパーライフルといった最新の武装を駆使してスカベンジャーを追いかけ回す。

スカベンジャーの行動を阻害する「ショック」
一定時間機動力を大幅に増幅させる「スーパーチャージ」
の他に地雷を設置したり、光学迷彩を起動するなどの固有アビリティを一つ持っている。
特にスーパーチャージ起動時の機動力は凄まじく、あっという間に距離を詰めることができる。

メインウェポンの銃器とパークもハンター毎に違うものが用意されていて、それぞれ強化していくことが可能。
どのパークを強化するか、どの銃を持っていくかで同じハンターでも立ち回りを変えることができる。

スカベンジャーをダウンさせるとその場で「処刑」が可能になり、強制的にアリーナから退場させることができる。

処刑には少しの時間を要する。気を抜くな!

スカベンジャーが血を集めて脱出ゲートを開く前に抹殺することが目標になるので、手際よく人数を減らし、血を集めさせないように立ち回ることが重要になるだろう。

立ち回り

とにかく目についたスカベンジャーをダウンさせて処刑していけばOK。

ただし熟練のスカベンジャーは逃げるのが上手く、煙幕や陽動で妨害してくる。
一人のスカベンジャーに固執している間に他のメンバーはサクサク血を集めていたという事態にならないよう、時には追跡を諦めることも大事だ。

追跡をする上で忘れてはならないのが弾薬の補充。
追撃中に弾切れで取り逃がしたとなっては目もあてられない。

塔に血を注いでいる間は上空が光るため、遠くからでも空を見るとどの塔にスカベンジャーがいるのかが分かる。
オブジェクトをハッキングしたりドローンを配置することでも索敵できるので、
些細な通知も見逃さないようにしよう。

正面にある塔の上空が赤く光っている。スカベンジャーが血を注いでいる合図だ。

まとめ

システム面はDbDとさほど変わらないが、シューターであるぶんこちらのほうがアクション色が強い。
特にハンター側はエイム力を要求されるので、シューター苦手な人は厳しいかも。
ゲームスピードも格段に早く、スカベンジャーもハンターも忙しく動くことになる。

DbDには無かった1マッチごとの時間制限が設けられているので故意にゲームを引き延ばしたり、勝負がつかなくてダレてしまうことがなくなっているのはいい改善だと思う。
ゲート開放までは時間制限つきだけど、開放後は制限無しでした。
1マッチ10分くらいなのも遊びやすくてgood。
非対称型である以上避けられないことだけど、
スカベンジャー同士の連携が強力なので、ボイスチャットしているPTに当たるとハンター側はかなりきつい印象。
プライベートマッチも可能なので6人揃えてワイワイ遊ぶのもありかと。

2018年のローンチ時はあっという間に過疎ったらしいので懸念は残る。
が、1年かけてまで再構築したということは開発の熱意はあると言える。

6月7日セール中、6月2日まで無料プレイができるので、少しでも気になった人は遊んでみてはどうだろうか。

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