新作バトルロイヤル XERA:Survival 【レビュー】

2019年5月25日よりsteamにてアーリーアクセスが開始された、
オープンワールドPvPvEシューター、「XERA:Survival」を紹介。
まだ荒い部分は目立つものの、出だしは好調。
アーリーアクセスながら、日本語もサポートされています。

概要

2022年、自我に目覚めた戦闘ロボットにより混迷を極める世界で、
プレイヤーはAIとの戦争と、それに伴う国家間の資源戦争に身を投じる。

本作はざっくり言うとPvPvEサバイバルシューター。

近年増えつつあるPvPとPvEが併存するバトルロイヤル系だけど、
本作はそこにサバイバル要素を追加し、食料・飲料を確保することも要求される、
より緊張感のあるゲームになっている。

さらに従来のバトルロイヤル系と一線を画すのが、マッチング制ではなくサーバー参加型であり、サーバーに参加している間は何度でもリスポーンが可能なこと。

また、集めた物資は持ち帰ることができ、別のサーバーで再スタートしても引き続き使うことができる。
序盤に銃を拾えず無念の死を遂げるという事態を避けられるというワケ。

ゲームシステム

本作の特徴的なシステムは以下のとおり

1.敵性NPCの存在
2.キャラクターレベル
3.クラフト要素
4.物資を持ち帰れる「グローバルスタッシュ」

1.敵性NPCの存在

従来のバトルロイヤルと同じように、まずは装備を整えることが目的になるが、
その最大の障害となるのがロボット兵の存在。
自我を持ったAIの尖兵たるロボット達は、プレイヤーを発見次第襲ってくる。

駆動音を響かせながら真っ直ぐに走ってくる様はまるでターミ○ーター

感知範囲が広く、少しでも視界に入ると即座に追跡を開始するので、近くを通る際はなるべく距離を取り、すばやく移動しよう。

2.キャラクターレベル

本作はバトルロイヤル系には珍しく、キャラクターのレベルが存在する。

  • プレイヤーをキルする
  • ロボットを倒す
  • 物資を拾う

などの行動で経験値を得ることができ、レベルが上がると後述するクラフトがアンロックされていく。

3.クラフト要素

上述したキャラクターレベルが一定値に達するごとに特殊な物資の設計図がアンロックされ、素材を集めることでクラフトが可能になる。

回復アイテムをクラフトできるのは嬉しい

素材はフィールドで拾う他に、物資を解体することで手に入れることができる。
いらないものはどんどん解体してしまおう。

4.グローバルスタッシュ

せっかく集めた物資をロストしたくないという人はグローバルスタッシュを活用しよう。

フィールドに2箇所あるセーフゾーンでは、
サーバー間で共有される倉庫に物資を預けることができる。
サーバーを移動しても利用できるので、いつでも万全な態勢を整えることができるぞ。

※アーリーアクセス中はスタッシュの中身がワイプされる可能性があるとのこと。中身が失くなっていても泣かないように。

まとめ

ファームすることで有利になっていくバトロワというイメージが正しいかもしれない。

プレイヤーとの戦闘を避け、ファーム(物資集めとレベル上げ)に専念する。

潤沢な物資をもってPvPに明け暮れる。

物資が尽きたら再びファームする。

という遊び方ができる。

が、脱出や勝ち抜きといった明確な「勝ち」が設定されていないので、
人によっては戦う意義を見いだせないのが現状。

テクスチャの粗さやフィールドの密度の低さ、スポーン地点被りなど気になる点が多いのは確かだが、新しい形のバトロワになっているのも確かなので、
今後のアップデートによっては大作に化ける可能性は秘めていると思う。

バトロワ好きの諸兄は新天地の候補として如何だろうか。